Quartz var.Amethyst
Arufba Mine, Laki, Bulgaria(АРУФБА ЛЪКИ)
Small-Cabinet
ブルガリアの博物館での戦利品です。
関連記事はこちら→「ソフィアの国立自然史博物館」「ソフィアの博物館(続き)」
海外旅行で初のラベルつき水晶のお土産です。うれしーい。
前回の記事で書いたとおり、博物館に付属するショップに入ったものの、時間がほとんどない。鉱物標本は結構、ごちゃごちゃ置かれていて、海外産の石も混じっており、気ばかり焦る。たとえばインド・ヒマラヤ産の水晶や、典型的なマリ産のプレナイトなどもあるんですが、そういうのは日本のミネラルショーで見ればいいし……。
手っ取り早く、「ブルガリアの水晶が欲しい」と言うと、「それなら、ここらへんね……」と見せてもらったものが、方鉛鉱に細かい水晶が付いているタイプ、でも「壊れそう……」と、迷った末パス。
地味だけどいい感じのアメシストを発見し、「これは?」と聞いたら、「ブルガリア産よ」というので、おお、これでいいや! えいや! とクレジットカードを取り出しました。
ブルガリア産のアメシストは他にもいくつかあって、両手でしっかり持つような、かなり大きいものもありました。写真後ろのロードクロサイトもブルガリア産でしょうか。高いだろうと思って、値段を聞きませんでしたが。
産地は、手書きのキリル文字を上手く解読できたか分かりませんが、そのままアルファベットに直すと「アルバ、レキ」?と読めます?
紫色の水晶は手前の三本だけで、後ろはごつごつと白い結晶が連なっています。
小さな山脈みたい。
このショップのホームページ(www.intergeoresource.com)を開いてみたところ、おお、例の方鉛鉱との共生結晶が。やっぱり買っておけばよかったかな。
しかも、Google翻訳さんにしたがい、店舗紹介のページを見てみたら、ソフィア市内にいくつか店舗がある。本店はショーケースが大きくて種類がありそうだし、何と、私たちが休憩時間を取った、ソフィアの中央市場二階にも店舗が!
なぜ、それを先に教えてくれないんですか!
通貨のレヴァが残っていなかったので、街の様子を撮りに、すぐ建物を出て行ってしまったのです。
中は、2階建てです。
ソフィアの東京サイエ○スさんは一体どこにあったのか!??
返すがえすも、残念です。
しかし、考えてみれば、ソフィアの「丸の内」みたいな中心に、私が行った小さな博物館(鉱物の常設展示が二部屋)、巨大な石がどーんどーんと置かれた博物館。
中央市場や市内の高層ビルに、鉱物店が複数。(もちろん、加工された石も多いでしょうが)
120万人という名古屋市の半分くらいの人口のソフィアは、結構「石好き」な都市ではないか?と思いました。
台湾も、台北駅の地下に、ルチルと翡翠を売る店が軒を連ねていましたが(私が行った数年前は)、鉱物標本はあまり置いていなかった気がします。
ブルガリア産の水晶や鉱物は、見た目は地味かもしれないけど、私たちだって渋い外見の国産鉱物を喜んで買いますよね。それと同じで、ブルガリアの人たちには特別に愛されているのではないかと思いました。
追記) あ、ポストカードのアメシストに触れるのを忘れていました。
南ピリン山脈のTeshovo Villageという場所で採れ、ブルガリアで見つかった最大のアメシストの結晶?らしいです。(The largest crystal of amethyst found in Bulgaria) 残念ながら実物は見られませんでした。たぶん私が行けなかった、大きい方の博物館にあったのかな……(不明です)。
さて、昨日は大雪!
雪のなかにそびえる山脈、という雰囲気で(^^)
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