///ルチルとクォーツ

ルチルとクォーツ

Quartz with Rutile
Belo Horizonte, Bahia, Brazil
Ex. Shirley Fiske Coll.
Small-Miniature

小さく複雑なルチルクォーツ。
ルチルのほうが主役じゃないか、という標本です。

複雑な造形で気に入りました。

他の鉱物と共生している水晶に興味があって、欲しかったこともあります。

ラベルが複数ついてます。

「複雑な造形」というのは。
アニメ用語で、絵の線が多いことを、「情報量が多い」と表現するのですが(by『コンテンツの秘密』)、そういう意味でいうと、ストンとした単結晶よりこういう標本のほうが、「情報量が多い」と思ってしまうんです。

いや、綺麗な単結晶も、もちろん大好きなのですが、クルクル回して「この角度からこんな見え方が~」みたいな標本は、お得な感じがしていい(笑)。

形や色などの「要素」が多いだけでなく、産地に思い入れがあるとか、前の持ち主のラベルがあるとか、そういうことも「情報量」に含まれます。

「美しさ」とは、また別の判断基準ですけど。いや、「美しさ」はいちばん大事だけど。

ちょぴっと突き出たルチルさん。

ぎゅむっと水晶にめり込んでいる、黒いやつ。(ヘマタイト?)

黒背景もあります。
コントラストが激しいので、キンキンな感じになりました。
グラデーションペーパーのほうがよかったんでしょうね。

小さいですが、水晶は透明感があって綺麗です。