朝、飲み物売り場の階段を登って行くと、お目当ての店は閉まっていました。台風が来るので、スタッフとしてその対策をされていたようです。それで、まずはゆっくり一階をひと回り。
十一時ごろ歩いていたら、例の背の高いお兄さんを見つけたので、二人で捕まえて、店を開けてもらいました(笑)。お忙しいところすみません!
一番、いいな~~羨ましいな~~私が欲しいな~~(笑)
と、思ったのは、このアルプス水晶です。
あの、これ、カメラがまずい(iPhone)だけで、いいカメラで光に気を配って撮ったら、すごく美しい石です。
実際はもっと無色透明に近く、奥のほうだけほんの少しスモーキーがかかっていています。しっとり照りがあって、スワロフスキーのオブジェみたいなのに、まぎれもなく天然の水晶。Locationは「Val Curneira, Cavradi, Graubunden, Switzerland」とあります。
結晶のしかたが面白くて、専門用語で何ていうのか、聞いたはずなのにさっぱり忘れましたが、ま、とにかく、大変複雑な、前衛の建物のような、面白い構造をしています。お兄さんも「見ていて飽きない」と言っていましたが、実にそのとおりです。
こっそり箱に入れといて、ときどき「うふふっ(*´∀`*)」と眺める、という感じのコレクターズ・アイテム。
そして、同じくスイスの美石……。
これもカメラが(略) ですが、水晶にパイライトが付いて(中に入って)いるものです。産地はやはりスイス。
Tessin Habit(テッシン・ハビット)と呼ばれる、先細りのかたちが特徴。またしても茶色っぽく映っていますが、実際はもっと透明です。
何より、このかたちの握り心地のよさが、いもうとさんの心をがっしり掴んだようです。
「握り石にいいよね」「ほんと、握って眠りたいよね」と言ったら、お兄さんは気のせいか(えっ)という顔をしましたが、たぶん(えっ、でも……貴重なスイスの……)とか何とか思っていたのかも分かりません。
とはいえ、握っても壊れそうなところはあまりないし、ヒーリングという意味では、ものすごくパワーがありそうです!
小さな球体水晶。表面が細かい、イガイガの結晶でおおわれています。私もこれに似て、薄い紫のものを持ってます(リンク先は昔の日記)。
なんでこんな形になるんでしょうね?と聞いたら、「たぶん真ん中に○○の核があるのかもしれない、でも割らないと分からないし、割りたくないから、分からない」とのことでした。
ふわふわ具合が抜群!のオーケナイト。
私が初日に見た一粒玉のは売れていました。でも、これも妙な生き物みたいでかわいい。
それから、まだ値段の付いていない、USK mineralさんのポストカードに映っている、アルプス水晶のクラスターを頼み込んで見せてもらいました。
いやーーー存在感があった。
光の加減か、写真より母岩の緑は淡く、水晶は驚くほど透明に見えました。三本の結晶が絶妙なバランスで立ち、サイズは大きすぎないけれど十分なインパクトがあります。素晴らしいコレクション。
スイスはじめ、ヨーロッパには資金力のある、昔からのアルプス水晶のコレクターが多いそうで、日本にこれほどの美品が入ってくるのはめずらしいのでは。あまりに立派すぎて、自分で所有しようとは微塵も思いませんでしたが。
あと、同じく値付け前の、誇張でなく、息を呑むばかりに美しい緑柱石(だっけ?←おい)の結晶も無造作に出して見せてくれました。やれやれ。早く写真をブログにアップしてほしいものです。
この後、マークさんのところでお母様とまたお話しした(そして、人形町の松榮堂の塗香(ずこう)が欲しくなった)内容を書くには、長くなりすぎました……。こんなところまで読んでくださった方がいるのでしょうか。新宿ショーは明日までですが、私はもう行きません。おやすみなさい。
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