ミネラルザワールド横浜(2013年3月22日~24日)に行ってきました。
3月の横浜ショーは、ツーソン後初めての大きなミネラルショーで、入場も無料なので、楽しみにしていました。それで、がんばって満員電車に乗り、先着百名プレゼントをゲット!(多分初めて)
机の上に置かれた茶色の封筒を取っていく形式です。私の封筒は水入り水晶。そういえば水入りって一個も持っていなかったので嬉しいです。来年はメンバーズカード(5%引きになるらしい。知らなかった!)も申し込んでみようかなあ……。
以下、ミネラルショー関連の話がぐだぐだと続きます。あと今年の桜の写真が入っています。個別の石の写真は別記事にする予定です。
今回は、また水晶が欲しいと思ってました。池袋ショーでオパールしか買わなかったので。でも、透明な水晶は、あのアルプス水晶で満足しているので、色つきがいいなと。
一週間くらい前から「もうすぐミネラルショー〜♪」と、いろいろな水晶の写真が載っているサイトやブログを見て回り、
(ほぉー、アメシストは、ナミビアのブランドバーグ産というのと、メキシコのベラクルス産というのが最も美しいとされているのか……)
という知識を、今頃仕入れました。パワーストーンから入ったので産地とか気にしたことなかったし……。ともかく「よしよし、いいのがあったら買おうではないか」と決心。
話は前後しますが、2日ほど前に新宿のホリミネラロジーさんのセールにも出かけたのですが、写真できれいだなと思ったセプタークォーツ(上のリンク先で「含鉛方解石」の右にあるもの)は、「サムネイルコレクション」だけあって、サイズがとても小さく、その割にはびっくりするようなお値段でした。追記:コレクション放出品はどうしても価格が高めになるそうで仕方ないそうです。
それと、内モンゴル産の白い蛍石が大人気で、皆が選んでいるので、私も一個取ってみたけど、「そういえば蛍石は管轄外だった」と思ってやめました……別に水晶が管轄というわけではありませんが……。
横浜ショーでは、いつものお兄さんの店で、ハンターの皆様たちと、押し合いへし合いからのスタートです。そして、私の心の声。
(うわっ、ここ、ますます粒ぞろいの美品しか置かなくなってる! もう五千円以下の石はないんじゃない?……)
もとは誰かのサムネイルコレクションだったという小さめの石は、めずらしい物が沢山ありました。でも、眼を楽しませるために、ある程度大きさのある石が欲しかったので、最後まで迷ってやめたのは、細長いセプタークォーツで、上がスモーキーで下がレピドクロサイト入りで薄紅色に見える水晶。
紫水晶は綺麗なのが幾つもありました、さすがに。(私が言っているのは、普通の意味での「綺麗」ではなく、どこかはっとするような、息をのむほどに「綺麗」という意味です……) 確かアメリカ産で嘘みたいに濃紫色のがありましたし、横目に見たベラクルス産の紫水晶がいっぱいついた母岩も見事でした。
とりあえず一個だけ取り置きをして、ブランドバーグ産の水晶を見に会場を一周。思ったよりいろいろなお店にあって、どれを選んだらいいのかよく分かりません。一個、クリスタルワークスさんで、紫色のファントムがどどどどっと、これでもかと入ったすごい石がありましたが、それなりのお値段がしました。でも、昼過ぎには消えていました。
どうしよう、どうしよう、と思いながら、水晶の特集だった『ミネラ21号』を購入。これは、すごくいい号!(私的には) いろんな産地の水晶がたくさん載っている!
まあ、これと思うものがないなら、無理して買うこともないかと、舞い戻ってきて、取り置きしていたロシア産の紫水晶を買いました。これで身も心も財布も軽くなったので、桜を撮りに行きます。
桜の写真は、一番上から:
・横浜外国人墓地(22日) ミニチュア加工。
・横浜元町公園(22日) 染井吉野は木によって満開。
・溝の口駅の二ヶ領用水(21日) しだれ桜は満開。
・同じく溝の口駅(21日) 用水路沿いが桜色。
後者二つは、実家の母とお花見に行きました。
健脚とスニーカーを生かして元町公園まで歩きます……あっ、その前に中華街をうろうろして買い食いしました。台湾の胡椒餅が懐かしい味! 大好きです。
あたたかく、雲ひとつない青空で、素晴らしい一日でした。人が大勢出ていて、おばあちゃんが「この道を行くと、港の見えるオトコ公園……」というのを小耳にはさんで、吹き出しそうになりました。港の見える男、ですね?!
その後、また日本大通りに戻って、会場を回って、親指の爪くらいのガラス細工のような紫水晶を買い、お兄さんの店でいろいろと名残惜しいものを見せてもらって、ようやく帰りました。あー、ここまで書くのが長かった(すみません)。
今週のミネラルショーの戦利品は、左上から時計回りに:
・メインの紫水晶。下の写真参照。
・ジオードっぽい形が気に入った小さいトパーズの原石。メキシコ産。
・ミニミニの紫水晶。メキシコ、ベラクルス産。
・完全に色だけで選んだ、含銅アダム鉱。
そして、水入り水晶、『ミネラ』、ミネラルタック。写真は後でちゃんと撮るつもりです。
ミネラルタックは、この間のアルプス水晶を立てて飾れるようにと思って。それにしてはたくさん買ってしまいましたが(一パック単位だったので)。
『ミネラ21号』は、p.80のフランス、サンラファエルのアメシストがすごい色だなあ、紫の魂の宇宙みたい、でも建設現場から偶然出たものらしく、市場ではお目にかかれないんだろうなあ、と思いました。P.20の雨塚山の色もすごい。
水入り水晶は、昔買ったきり全然使っていない鉱物用ルーペを引っ張り出してきて、立派なあぶくを見つけました。わーい!
さて、私が買ったのは、ロシアの日本列島より東にあるマガダン州kedonという場所の水晶。うっすら赤みがかった、華やかな紫色が美しいです。水晶の頭の下に、なぜか紫色のラインがあります。写真には出ていないけど、下半分は光の加減で桃色に見えます。それもまた、妖しくて、いい(笑)。
珍しい産地だと、地図などいろいろ調べるのが楽しいです。英語サイトを読んでみたり。
写真は撮り直すとして、名残惜しかった品々は、黒いイガイガの球体水晶(今日売れただろうなー)、二色あるいはオレンジ色のガーネットの結晶(驚くほどすばらしい透明感と輝き)などでした。追記:二色のほうはネットで画像を見かけました^^ あれすごくよかったです。 あと、ベラクルス産の母岩つきは、お手頃な値段、かつちょうどいいサイズの標本が、59番か91番かそのあたりのブースにあって、ミニミニと迷いました。ジオードもまた探したんですが、以前買ったように球形で皮(?)が薄いものは見つからず残念でした。
横浜が新宿くらい近かったらもう一度覗くんですが……残念ながら今年も一度行って終わりです。
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水晶好きにはたまらない一冊
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