///松江の小泉八雲旧居

松江の小泉八雲旧居

個人的な理由で、去年行った「小泉八雲旧居」の写真をアップします。
(武家屋敷に関わる写真を上げておきたい)

出雲旅行の記事は、他に、
出雲大社、命主社、真名井の清水
「和の美」を堪能、足立美術館が、ある。

この家は、小泉八雲が明治24年に借りて、しばらく新婚生活を送った場所。
松江城のすぐ裏にあり、旧松江藩の藩士の屋敷でした。


現在は、三つの座敷とそこから見る庭を鑑賞できるだけですが、なかなかの風情です。



門を入ると、砂を敷いた空間があります。
左側、見切れている戸板の先に庭があります。



「籠のような見張り窓」というのは見て来なかったんですが……(あったのかな?)

ちなみに、この屋敷は、何石取りくらいのお宅だったのでしょう?
藤沢周平など時代物が好きなのですが、「六百石○○家」、「家禄二千石を受け」などと出てくるたび、「今だとこれくらいのお金持ちかな~」「どれくらいの家に住んでいたのかな~」と想像してしまいます。



玄関を入って、左手を見たところ。
見えませんが、畳を上がって右手に受付があります。

そして、鑑賞するのは、奥の横に三つ並んだ座敷ですね。



これが一番左の座敷。



アングルを変えてみる。

もう亡くなった祖母の家に、植え込みと岩で作庭された庭がありましたが、懐かしいです。
(子どものころ遊んだけど、ここよりも広かった印象がある。
庭の端が木立で見えないくらいだったので。
田舎なので土地があったせいか、それともやっぱり子どもだったから、そう感じたのか?)



手前、幹に苔が生えているのがさるすべりの木。



古い木の縁側アップ。

武家屋敷のときはガラス戸はなかったでしょう。



隣の二番目の座敷の床の間と、屏風。



二番目の座敷からは、三方に庭が見渡せる。



三番目の座敷から、二番目の座敷と、最初の座敷を見たところ。

11月だったのですが、緑が結構ありますね。



三番目の座敷が書斎だったようです。

畳にこうして机を置いていたそうです。
椅子にくらべると机が高い気が……。(椅子の上で正座?)



三番目の座敷(書斎)の床の間と違い棚。



三番目の庭には池があって、松があって、
小さいけど、素敵な風情です。



作家の描写。



濡れた小石が涼しげ。

こういう純和風の家に、季節がいいとき、一ヶ月くらい、住んでみたいなあと思いました。
マンションしか暮したことがないので、結構、あこがれます。
東京近郊は、京都などと違い、「たてもの園」みたいなところに行かないと、古い住居がまるまる残っているところは少ないですし。まあ、オフィスなんかは真新しいところがいいですけど。

ただーーし、古い一戸建てに住んでいる人の話はいろいろ聞くので、
「虫がいなくて、暑すぎず、寒すぎない季節」で!(笑)



こうして、目を上げると緑がある、という書斎はいいなあと思います。

まあ、今は目を上げると、びっくりするほど大きくなったトマトがありますが……(最近の暑さで枯れ始めた(^^;)