水耕栽培の続きです。
2014年水耕栽培日記その1(トマト、レタス)
(液肥や植え付けの話はこちら)
結論、トマトは75個収穫できたし、病気も害虫もなく、十分成功。
レタスは虫がついて、ちょっと微妙だったかな……。
トマト
この後、次々と実がなるけど、やはりこの最初の房が、「いつ赤くなるか」と注目していたので、食べたときも感慨深くて、美味しかった^^ それに花が一つも落ちなかったのは梅雨前に結実したこの最初の房だけで、実も大きかった。
この頃、すでに自分と同じくらいの背丈になっている。
しかし、これはまだまだ可愛いものだということが後に分かった……。
なお、根はあまり広がっていない様子(下の写真)。
液肥を入れたプラトレーに藻が生えるかと思っていたけど、全然生えなかった(トマトの勢いが衰えた8月以降はうっすら緑色になったので、一度トレーを取り換えて洗った)。
6/30
黄色くなりはじめてからは、赤くなるのは早い。三日ほどで次々赤くなる。
二粒だけ、初収穫!!
う~~~ん、実が張りつめていて、美味しい。
実家の母によると、ベランダ植えのミニトマトは「皮が尋常じゃなく厚くなる」らしいが、これはミディトマトだからか、皮の厚さは普通だと思う。すごく薄いわけじゃないけど、そのまま食べても違和感はないくらい。
7/5
二段目、三段目の実も次々大きくなっている。
たった一日で急に赤くなったりする。
大きさもミニトマトよりは明らかに大きく、しっかりミディトマトという感じ。
トマトは大好きなので、夏はほぼ毎日食べているけど、この7月は「今日のトマトはうちのだけでまかなう」日が何日かあった。畑を持っていると、こんなもんじゃなくて「食べきれない!」くらいになるんだろうけど、まあまあ。これでも満足である。
このころ、また高い支柱(田の字に組み立てるやつ)をダイソーで買ってきた。
最初からこれにすればよかった!
7/20
ぐんぐん夏が近づいてきて、トマトの実も次々赤くなる。
トマトの実は夕方収穫したほうが、味が濃くなっていて美味しいとのこと。
枝の上で完熟させて、夕方摘み取り、2時間ほど冷やして食べるのがいちばん美味しいらしい。
雨が降って急に水分が増えると実割れしてしまうので、そういうときは早めに摘み取って部屋の中で追熟させる。
ちなみに中身はこんな感じ(一番右)。まあ、ごく普通。
この頃は液肥もかなり消費していて、トマトだけで一日2Lくらい飲んでいました。
7/31
二、三段目のめぼしい実を取り終ったころ、下の葉が黄色くなって枯れ始めた。
8/9
その後、あれよあれよという間に葉が枯れていく……。
「病気?」と思ったけど、たぶんこの凶暴な暑さのせいなのかなと。
うちのベランダは直射日光がもろに入るのです。温度計で測ったら日なたは50度くらいあって。
それに、クーラーの室外機の熱気が……トマトごめんと思いつつクーラーなしでは人間が死んでしまう。
それでも、一度つけた実は最後まで赤くなりました。
ただ、この最後の頃になると、だいぶ実の大きさにバラつきが(上の右端の写真)。
ミニトマトより小さい実もあります。
たぶん、これ(8/9の収穫)でほぼ終わりになりそう。二個、実割れさせてしまった。
結果、75個+α(すごく小さな実が数粒)の収穫量でした。
その後
8月半ばに引っ越しが決まり、私の背よりも高くなったトマト、「持って行けないなあ」と思っていたので、これくらいで終わりになって、ありがたかったのかもしれない( ̄人 ̄)
普通のトマトは9月ごろまで実をつけるらしく、9月の実が一番美味しいという話も聞きました。
将来、菜園を持てるようになったら試してみよう! とりあえず今年はお疲れ様でした、トマトさん。
トマトはレタスと違って来年も育てる気満々です。
来年は二株ぐらいあってもいいかな? ミニとミディと。
・5月の連休くらい、早めに若い、良い苗を買ってくる。
・支柱は必ず最初に、高いものを立てる! (ミディトマトの場合。ミニは知らない)
・第一花房が咲くまでは、害虫(アブラムシなど)に注意。
・わき芽取り、枝の剪定が、やはり必要で重要。特に暑くなり始めた直後、一気に伸びるときなど。枝が増えると負荷がかかり、花が落ちたり、実が小さくなったりするのを実感した。
・ベランダ栽培なら、雨よけは神経質になることはない。台風のときはもうしょうがない。実はつくものはつく。
・クーラーの室外機からはできるだけ離した場所に置く?
レタス
6/19
タイ旅行の頃、いい感じに大きくなっていたので初収穫。
食べてみると、普通のレタスより葉っぱの厚みがなく、本当に「葉っぱ」という感じ。
厚くてシャキシャキしたレタスは無理か……。
フリルのほうは、本当にすぐしおれてしまうので、冷蔵庫で保存はできない。食べる直前に摘んで冷やす、という感じ。
6/27
最近、レタスの葉を触ると小さい虫が飛び立つので、「?」と思っていたが、複数の虫がついていた!!
トマトの方は毎日様子を見ていたんだけど、レタスは液肥をやるだけで半ば放置気味だったのがいけなかったみたい。暑くなってきて、ときどき水切れでくたっとさせてしまった(下の写真左)のも、株を弱くして、虫を呼び込んだのかも。
それにしても、レタスにこんなに虫がつくとは知らなかった……。
青い小松菜のような葉には、細くて小さい青虫が2、3匹。こいつらは黒い糞を出しながら、むしゃむしゃ葉っぱを食べている。つまんで捨てればいいので、駆除はわりと簡単。
フリルのような葉には、青虫よりも、ハモグリバエという葉っぱの内側を迷路のように食い荒らす虫(写真右)がたくさんいて、これが猛威をふるいました。
薬は使いたくないので、ハモグリバエが入った葉っぱをちぎるか、迷路の先端にいる小さい幼虫を楊枝の先でひたすらつぶすのくりかえし。「全部退治した!」と思っても翌日見ると、卵からかえったのかして、再び葉っぱに例の「筋」が現れて……これをかなり繰り返した。
もう、食べるためというより、意地になっていた。
7/20
ハモグリバエも退治し終わったんだけど、何となく食べもせず放っておくうち、どんどん伸びていき、一か月くらいすると、茎がながーーくなってしまった!
しかも、液肥の「給水タンク」がうまく働かないことがたびたびあって、すぐ水切れさせてしまう。
これ、どうしてなのかな~~?
穴もきりで大きめに開けているのに、何だか詰まってしまうんです。トマトの方の2Lペットボトルはそんなことないんだけど。
小松菜のような葉は、花芽もつき始めた。
(花芽がつくと、葉っぱは固くなって美味しくなくなるらしい)
ということで、長い茎ごとちょん切って、一つ一つ食べていき、撤収しました 。
紫色のレタスもあったんだけど、葉緑素が少ないのか成長が遅くて、フリルのレタスと小松菜風レタスの中にひっそり埋もれていた。
次にまくときは、この「小松菜風」「フリル」「紫色」「(あと、タンポポみたいな葉っぱの)」を分けて植えたいなあ。でも、レタスミックス、という種を買ったので無理か。
あと、レタスは高原野菜ということもあって、夏の栽培には向いていない……。
直射日光がしばらく当たっていると、明らかにくったりしていた。
もし、もう一度作るとしたら秋にすると思います。
ま、ともかくトマト、レタス、お疲れ様でした!
トマトは枯れかけてるけど、日よけになるのでそのままにしています。
花は結構咲くんですが、大きな実がつく感じはしません。
トマトの最適気温は昼30度くらいまで、というのを実感。
日本はこのまま毎年暑くなっていくんでしょうか。
8/23追記)
ちなみにですが、レタスはもちろんトマトも、いわゆる「元は取っていません」w
苗は250円で、プラトレーや支柱は来年また使えるので除外するとしても、液肥代がね! 500mlで1500円くらいのものを買って、いまトマト、レタス、(それから最近はクレソン)で、65%くらい消費しています。それに液肥を作る労力もあるし。
まあ、石に比べればぜんぜん安い趣味なので……というところでしょうか(^^;
ランキングにジャンルは関係ないらしい。とりあえず貼っておきます♪