「京都の有名なところは大体行ったから」と夫の前で何気なくつぶやいたら、色々ツッコミを受ける。
それで、「いや、すいません、嘘でした、全然回れてません」と訂正。
考えてみれば、一度も行ったことのない場所がたくさんありました。
申込みが必要な場所はほとんど手つかずだし、
「桜」「紅葉」「祭」の時期という条件を入れると、ハードルはうなぎ登りに上がる!
というわけで、京都で行ったことのない場所を淡々と回りました。
お天気のせいか、今回の旅行でもっとも空気がよかった。
清々しいという言葉がぴったりの場所です。
河原町丸太町付近で蕎麦を食べた後、下鴨神社行きのバスに乗る。
バスの中で路線図を調べたら上賀茂神社まで行くことが分かって、「せっかくだから」と呼ばれたように。
どーんとした鳥居の先に、白い道が続きます。
今年は式年遷宮。
ただし、伊勢神宮のような全建て替えではないそうです(屋根をふきかえる)
白馬さんは、3時までが勤務時間らしく、数分の差で会えませんでした。残念~~。
おーこれこれ!
立砂は二つで陰陽一対。
賀茂別雷大神(かものわけいかづちのおおかみ)が降臨した神山(こうやま)を象徴している。
神山は、本殿から少し離れた場所にある標高300メートルほどの山だそうです。
ただし、禁足地。
あと、境内の脇に片岡山という小山があって、
ふもとに縁結びの絵馬がたくさん結び付けられている片岡社があります。
大人気です。
片岡山に通じる丘(?)は立ち入り禁止でした。
さて、「本殿」「権殿」の拝観、それと「御白砂撒」もお願いしてみました。
キャンペーンで神山湧水珈琲をもらえる場所があり……いやいや、
拝観料を払って、首にかける白い紙を受け取ります。
まず、上賀茂神社のいわれなどのお話を聞き、
みんなでお祓いを受けます。
「かしこみかしこみ~~」
バサッバサッと白い幣を頭の上で振ってくれます。
それから、神様のいる「権殿」の前で参拝。
「本殿」「権殿」はまったく同じ建物で隣り合って建っています。
いま神様は一時的に「権殿」のほうにいらして、来月には屋根をふき替え終わった「本殿」に移るのだそうです。
御砂撒もお願いした人は、本殿前に移動して、白い砂を撒きます。
距離的にいうと、「本殿」「権殿」ともに入り口から見えるくらいで、とても近いのですが、
本殿前の小庭は、神様が中にいらっしゃる場合は、皇后陛下もあえて入らない場所らしく(つまり天皇陛下だけが入れる)、おごそかな気分になりました。
そろそろ帰ります。ありがとうございました。
と、・・・知らなかったので、渉渓園を見るのを忘れてしまったよ!!
ちなみに、わざわざバスを途中下車して食べに行った、手打ちそば「花もも」。
お目当ての田舎そばは売り切れていました。うーん、到着した時間が遅すぎたなぁ。
そば粉の味のするぶっとい田舎そば、楽しみにしていたんだけど。
また上賀茂神社、下鴨神社とともに訪れたいです。
もちろん、普通のお蕎麦も美味しかったです。
(写真はご飯セットつき)