京都・その3。
今回の旅は庭の写真を撮るのが目的だったので、それなりに達成できて満足です。
週替わりでTwitterやブログのヘッダーを変えられるくらい撮り溜めた(しないけど)
緑したたる夏の庭。
三千院は、寂光院とはうってかわった混雑。しかし、それも納得の広さと、すばらしいお庭(と、国宝の阿弥陀三尊像。今回はほぼスルーしてしまいましたが。国宝だったのに)
聚碧園(しゅうへきえん)は、皐月の刈込が特徴ですが、上の写真はよく分かりません。
ここの縁側はずっと混んでいて、なかなか前列に行けませんでした(^-^;
もっふもふ!
緑が濃すぎて少々暗く映ってしまいました。紅葉の頃はもっといいでしょうね。
小さいのもかわいいです。
本当に緑豊かな敷地でした。
写真撮影で観光客に人気だった、お地蔵さんの庭(他にもいっぱい置いてある)
円融蔵に飾られていた、往生極楽院舟底型天井画を彩色した柱と屋根で再現したコーナーも、よかったです。
しばし、真ん中に立って見上げました。
一面のブルーに散る桃色の花びら、雲に乗った天人たち。色使いは真似したいくらい美しい。
それと、非常に古い「星曼荼羅」が展示されていて嬉しかったです。
昔、雑誌『太陽』で、読んだことがあるんです~。
平安時代の昔から、星供養、というものが行われていたんですよね。
三千院を出て、宝泉院へ。
ここは、「額縁庭園」と呼ばれる大きな五葉松のあるお庭。
写真では伝わらないかもしれませんが、
ものすごく立派な枝ぶりです。
しかし、この、入り口の廊下の横にあるちょっとした庭なども、
いろいろな角度から見てそれぞれに味があり、いいなあと思いました。
何枚も、何枚も、写真を撮ってしまいました。
住職さんかどなたかがいらして、私たちとは別の女性グループに「血天井」の話をして、怖がらせて(笑)ました。
慶長五年、伏見城で多数の武将たちが自刃した場所の床板を天井にしています。
(そういえば、どこかの京都のお寺もそうでしたよね、今思い出せないけど)
切腹の作法についても、詳しく解説されていましたよ。
いや~庭は奥が深い。
↓最近読んだSFの舞台がもろに京都だったので。
舞台は、2081年京都。電子葉や情報格(クラス)といった凄いSF要素が、神護寺、京都御所、進々堂など実在の場所に馴染んでいる。帰って来たばかりに読んだので、それぞれの場所を思い浮かべながらすごく楽しめました。
テーマ「知る」(ヒロインの名前!)の深淵さにうたれます……。
それに、ブラックホール、密教曼荼羅など好みの要素が盛り沢山でクラクラ。
最初「こいつは(怒)」と思った主人公も、「低クラス」の挫折を経てだんだんいい感じに(笑)とはいえ、十四歳とはやはりはんざ……ゴフゴフッ
紅葉の時期にまた行きたいです、大原!
Tweet