Aragonite
Matsushiro Mine, Shimane, Japan, 1957/6（島根県松代鉱山）
Small-Cabinet
お義父上からいただいた霰石（アラゴナイト、Aragonite）。
サイズは長いところで、5.5cmくらい。表面は、小さな菊の花が寄り集まったよう。
色は、乳白色というほどではないけど、半透明の、緑がかったグレー。
後ろにちょこっと写っているのは、モロッコ産の霰石ですが、色も形も全然違いますね。
ラベルには、「島根県松代鉱山」、採集は「（昭和）32年6月」と書かれています。
お義父上は、少年時代に鉱物のうつくしさに目覚めた後、鉱山に手紙を書いて、鉱石を送ってもらっていたそうです。昭和32年！ 今ではそんな方法じゃとても手に入らないでしょう。
この霰石は、なんと天然記念物らしい。
たとえば、こちら、「松代鉱山の霰石」を見ると、これと同じ、でっかい霰石の写真が！
上野の科学博物館3階にも置いてありました。
どーーん。人の頭二つ分くらいある、同じ産地の霰石です。
薄緑がかった色、花のような結晶が寄り集まっているところは同じでした。
ちなみに、モロッコの霰石は赤っぽくて、円柱が透明。
そして、1個600円と安価です。でも、形はかわいい。
