///3Dで源氏物語の六条院をつくる(2)

3Dで源氏物語の六条院をつくる(2)

地味に進捗状況。

と、その前に、六条院の3Dくらいネットに落ちてるんじゃないか!???
と、思い立って探したら、ありました。
東南の町だけですが、庭も全部ついていて、商用非商用に関わらず利用可能って何という寛容さ(涙)。

でも、また、私の非力なパソコンのせいか、SketchUpでobjファイルが開けなくて……orz
プラグインを入れてやってみたのですが……。
それで、気を取り直して、やっぱり自分で作ることにしました。SketchUpの勉強ということで!


今、やっと柱を立てて、床と縁側を張ったところ。
影と霧を入れて、朝もやの中に建築中という雰囲気で(笑)

備忘録として、『季刊大林No.34』に載っていた寸法をメモしておきます。感謝感謝。

◆東の対屋(紫の上の住まい)
五間四面+広庇
柱間(対屋): 母屋2.4m 庇3.0m (寝殿はもう少し柱間が広いです)
床高(寝殿): 1.2m (対屋はもう少し低いです)
床のレベル: 母屋=庇の間、縁側は庇の間より低い
軒高(寝殿): 4.63m (対屋はもう少し低いです)
柱: ヒノキの丸太で直径30センチ、素木
屋根(対屋): 檜皮葺、切妻造、縋(すがる)破風、屋根頂部にのし瓦
天井: なし、化粧屋根裏(垂木と野地板がそのまま見える)
小屋組: 梁の上に豕扠首(いのこさす)、斗(ます)と舟肘木(ふなひじき)をのせ棟を受ける
※寸法は『日本建築史研究続編』という書物にあるそうです。
※小屋組とは、梁から上の(屋根の)構造のことです。
戸: 妻戸(はしばみ戸)
※宇治上神社本殿のものと同じ

載っていないところは、図面を見ながら勝手に寸法を決めました。
特に対屋は載っていない数字が多かったです。
しかし、屋根がよく分からない……。母屋の柱、高すぎかなあ?

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