台北に残る活版印刷の活字屋さん、「日星鑄字行」。
日本の雑誌やブログでも取り上げられていて、一度行ってみたいと思っていました。
自分のハンドルネームや、趣味のための「美麗鉱物」ハンコを作ってきましたよー!
台北の活字屋さん「日星鑄字行」
台北に残る昔からの活字屋さん。
行き方などは、Google Mapをご覧ください。
私たちは、中山から迪化街に行く途中に寄りました。台北駅からも歩いて行けます。
大通りからちょっと外れると、こんな感じの路地で。
外観はこんな感じ。知らなかったら、通り過ぎてしまいそう!
入り口に注意事項があります。
他のブログにも書かれていますが、
・手荷物は、入って右の棚に置く
・買うつもりの活字しか取ってはいけない
(一度棚から取り出した活字は必ずお買い上げ)
は、絶対守らなければいけないルール。
活字を注文する
私は自分で活字を探せる自信がなかったので、最初から店員さんに文字を拾ってもらうつもりでいました。
入って右側の棚に荷物を置くと、受付(?)で、日本からプリントしてきた紙を見せます。
他に、字を選ぶ人のために「字体見本」という冊子が置いてありました。
「文字、文字サイズ、書体(三種類)、個数」
この情報があれば、活字を買うことができます。
書体、サイズは、日本でよく分からなかったので、その場で決めていきます。
私は「美麗鉱物(美しい鉱物の意味ね)」「楢野葉子」「水晶」の三つを印刷していきました。
最初に、「鉱」の字はないと言われる。
同じ意味の漢字はありませんか? と聞いたところ、上の写真の字を勧められました。旧字体! もちろんそれでいいです!
このあたりまでは、しどろもどろにやっていたんですが、途中から日本語の分かる若い女の方が来てくれて、てきぱきと進めてくれました。あああ、ありがとうございます~。
水晶は、「水晶語り」の「水晶語」とすることに。
三文字なのでスタンプの組み方が違います。
スタンプの文字の組み方は、見本がいろいろありましたよ~。
書体は三種類でした。
・楷書体 (「美麗鉱物」の字がこれ)
・宗書体 (「楢野葉子」「水晶語」の字がこれ)
・ゴシック (今回注文せず)
スタンプに四文字収める、一番普通の組み方の場合、文字サイズは「二号」です。「美麗鉱物」「楢野葉子」は二号。一文字6ミリぐらい。
「楢野葉子」は横一列に押したかったので、スタンプにせず、そのままの活字を買うことにしました。
待つこと十分・・・もかからないくらいかな。
あっという間に活字を持ってきてくれました! すごーい!!!
スエードのかわいい袋と、黒と茶色のスタンプインク台もつけて、合計で(ここがうろ覚えで申し訳ない)600元いきませんでした。580元くらいだったかな?
二千円ちょっとで一番うれしいお土産ができましたー!
嬉しくて、ホテルで撮りましたよ。わーーーい。
「美麗鉱物」の楷書体、優雅な字ですね。
日本に帰って、押してみる
スタンプを組んだ後に、試し押しはしてもらった(これをした活字も必ずお買い上げになります)のですが、自分で押すのも楽しみでした。
じゃーーーん!
おお、やっぱり茶色いスタンプ台も買ってよかったです。レトロな感じが合う気がします。
「美麗鉱物」かなり・・・イイ!w(自画自賛)
きれいにインクをつけないと、かすれたりしてしまうので、コツは必要かもしれません。まあ、それも「味」ってことで。
あ、ちなみに、この活字は鉛なので、触ったらよく手を洗わなきゃだめですよ!
ちなみに、「楢」の字は、店員さんに「最後の一ピース」と言われました。
確かに、これだけ鉛の色が古いです。
台湾では使わない漢字なんでしょうね。
残っていてよかったです。ラッキーでした。
もし、次に行ったら
ネットで、「組み替えれば、美麗葉子と楢野鉱物ができる」と言われたんですがww
書体が違うのでそれは叶わなかった・・・。
次は楷書体で「楢野葉子」も作りたい!?
「楢」の字が無いかもしれないけど。
あと、あと、「日星鑄字行」さんにはひらがなもカタカナもあるらしいんです! あらためて、他所様のブログなどを読んで知りました。なぜか、漢字だけだと思い込んでいました・・・。じゃあ、「水晶語り」にすればよかったか。「。」もありそう。「♥」など記号類もたくさんあるそう。
「水晶語」だと、英語、ドイツ語、水晶語、みたいな、ね(笑)
まあ、この三文字の組み方も気に入っているのですが。
ということで、台北の「日星鑄字行」で活字を買って、オリジナルスタンプを作った話でした。
ご興味ある方は、台北に行ったらぜひ!