「エクストラ・ラピス」の水晶特集号(ドイツ語)を買ってみました……。
日本では、一般向け鉱物雑誌「ミネラ」がめでたく復刊しましたが、海外は海外で、歴史ある鉱物コレクター向けの雑誌がいくつもあります。
って、あたりまえじゃないか(そんなこと知ってるよ)という話ですが、一ヶ月くらい前から興味を持ちはじめ、尊敬する先達のみなさまのサイトから仕入れた情報を、自分のために整理しておきますと……。
(以下ぐだぐだと続きますが、ラピスやミネレコをご存じの方には新しい情報はないと思いますw)
ます、最も有名なのが、ドイツの「ラピス」誌と、アメリカの「ミネラロジカル・レコード(通称ミネレコ)」誌。
- Lapis(リンク先はドイツ語)
- The Mineralogical record(リンク先は英語)
また、イタリアには「Rivista Mineralogica」(表紙が美しい)、オーストラリアにも「Australian Journal of Mineralogy」という雑誌があるそうです。あ、アメリカには「Rock & Gem」もありますね。
「ラピス」誌には「エクストラ・ラピス」というテーマごとの別冊があって、英訳もされています。ただ、今回、購入した「No.37 Quartz(2009年)」は、ドイツ語しかない。
実は、私が知らなかっただけで、「エクストラ・ラピス」は池袋のミネラルショーなどで売られていたらしいです。えーそうなんだ? ミネレコも?
日本からはSubscribe(購読)できませんが……。いや購読はしなくていいけど。
でも、当時は雑誌の存在すら知らなかったのでしょーがない。コムロミネラルズさんの「エクストラ・ラピス」の販売ページを見たけど「在庫なし」が多くて、当然ドイツ語版もなく、まあ、値段的にはあまり変わらないのかな、と思い、とりあえず一冊海外から注文してみました。
アメリカのお店を利用して、本体$24.76+送料$6.50=合計$31.26でした。4月11日に注文して、23日に到着したので、まあ普通にいいんじゃないかと。もっと安いところがあるかもしれません。ちなみにミネレコも、ミネレコのサイトからバックナンバーを買えるんですが、本体$15なのに送料が$20で(私の選び方が悪いの?)ガックリきたので、やめました。
さて、この「No.37 Quartz」、中身は、ドイツ語ってところをのぞけば(笑)、大満足。いや、一応ドイツ語は第二外国語だったから、辞書も文法書もあるし、時間をかければ読めないことないはず……なんですが……一番興味のある記事だけはがんばってみようかな……。
結晶構造を説明したページがあちこちぎっしり十ページ以上あって、さすがドイツ人は細かいな。カクタスクォーツを縦にスパッと切った写真とか、セプターの上をバコッと削り取ってみた写真とか興味深いけど、あー何かもったいない気がする。『水晶がわかる本』などの書籍も持っていますが、結晶構造に関してはずっと詳しいので、勉強したいと思います。
他には、鉱山の記事など。「Quarze aus den Goboboseb-Bergen: Begehrte Sammelobjekte」は、「ゴボボゼブ鉱山の水晶、大人気の採取品」って感じなのかしら(適当)。
海外誌が何よりいいのは、標本の写真が美しいことですね、っていうか、標本がいちいちFine minerals。うっとりです。表紙の左下の母岩つきアメシストも素晴らしい色……カザフスタンかと思ったら、アメリカのJacson’s Crossroadsらしいです。
ちなみに一番上の写真にちょっと映っているのは、うちにある水晶でいちばん大きいシトリン!
先月、渋谷のTALISさんでヒゲのお兄さんに見せてもらったのも、この「エクストラ・ラピス」のアメシスト特集号(英語版)ではないかと。
これはAmazonですぐ買えるけど、送料もあって結構な値段がします。でも、英語だから一応全部読めると思えば、安いのか? これとミネレコは、次のミネラルショーまで待とうと思います。誰か、安く輸入してくれないかな~。
まあ、ミネレコは水晶の記事がなかったら要らないんですけど……。
それにしても、一年前は「ラベル? なにそれ」状態だったのに、私は一体どこをめざしているのか……。このぶんじゃ、五年後くらいにはミュンヘンショーに遊びに行ってたり……しないか(笑)。
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