///金沢・糸魚川旅③ ヒスイ峡&フォッサマグナミュージアム
ヒスイコレクション

金沢・糸魚川旅③ ヒスイ峡&フォッサマグナミュージアム

三日目の朝、雨が降っていたのがしばらくして止んで、曇り空に。姫川温泉を出発して、小滝川ヒスイ峡へGo!

小滝川ヒスイ峡、高浪の池

かなり山奥にあるんだなと思いました。
道路は「ポツンと一軒家」に向かう山道みたいな感じ。
ヒスイのふるさと! 小滝川の上流。ここらへんの山からポロポロ・・・とこぼれて海まで行くんですよね。

ヒスイ峡

自然いっぱいのところで、お天気が良くて時間があったら、遊歩道などハイキングしたかったです。
秋の花も咲いてました。

紫式部

紫式部や、

ヒスイ峡の花?

蕾だと思うけど、つんつんしている形が面白い。

ヒスイ峡

霧がぐんぐん空に吸収されていく。
龍が天に昇ってるみたいに見えなくもないですね。

ヒスイ峡

定番のヒスイ岩案内板でーす。

ヒスイ峡

分かるような、分からんような。

ヒスイ峡

明星山を背景に、ヒスイの巨石と。
うっすら緑がかって、すべすべしてる岩でした。撫でました!

車でちょっと上り、高浪の池も見ていくことにしました。

ヒスイ峡

驚いたのは、地元のおじさん一人以外、誰もいなかったヒスイ峡と違って、高浪の池は大型観光バスからぞろぞろと人が降りてきたこと。
糸魚川ジオサイトのツアーでもあるのかしら?

ヒスイ峡

糸魚川の中心に戻る途中、中流の川原などは、「ここらへんにもヒスイが落ちてるんじゃないかな・・・」と思ったりしてました。
拾っていいのか分からないし、駐車場も分からないので、地元の人でないと難しいのかなとは思いますが。

フォッサマグナ・ミュージアム

フォッサマグナミュージアム

ついにやってきました!
FMM(フォッサマグナミュージアム)。

この絵は?

おおっ、このイラストは・・・もしや・・・?

ヒスイ他海岸で拾える石

さっそく、糸魚川の海岸で拾える石の見本があります。

昨日拾った石も持ってきたんだけど、これを見て(ああ、やっぱり違うな)と思ったりします。

ヒスイ他海岸で拾える石

メノウって、何となく赤っぽいものを想像していたんですが、ここで拾えるメノウは透明に近いんですね。知らなかった・・・。砂糖菓子みたいでかわいいですね。次こそは!

ヒスイ他海岸で拾える石

ヒスイ他海岸で拾える石

ヒスイと間違える(?)石たち。

立派な博物館で、写真を貼っているときりがないので、「海岸に行く前に、ここだけは見ておきたかった!」という写真だけにします。
最初の展示室は、横浜から毎週糸魚川に通って(!!!)石拾いされていた方の長年のコレクションだそうです。横浜って。ものすごい時間と労力。寄贈してくださってありがたいことです。

横浜から通って集めたヒスイ

いやぁ~~~、これね、もう、すごすぎて。

ヒスイコレクション

そんなに角ばっていなかったり、表面が荒れているような石もあるし、さまざまなんだなと。

ヒスイコレクション

写真を貼っても質感が分からないと思います。これは実物を見てから、海岸に行ったほうがいいと思いました(笑)

ヒスイコレクション

でもやっぱり、こんな薄緑の石なんて、ぜんぜん、どこにも、落ちてなかったよお~~!(笑)
(運が良ければさっと拾えるのかもしれないけど)

あこがれコランダム

ただ青っぽい岩のようにも見えるけど、コランダム。こちらも拾ってみたい憧れの石ですよねえ~~。

他にも、ヒスイの実験室のようなところで、箱の中の石に触って、質感でヒスイを当てるゲームがあるんですが、ぜんぜん分からなかった!(笑) 確かになめらかなんだけど、つるつるではなく。「すべすべだからこれだ!」と思ったら違ったり。これは相当難しいわ、と思いました。

その他にも、もちろんフォッサマグナの説明など。
いちばん最後の廊下は、いわゆる鉱物博物館のような構成でした。

Emerald

何となくエメラルドだけ載せてみる。

真っ黒ひすい

最初の部屋にあった、一見真っ黒い小石のようなヒスイですが、光に透かすとこんな・・・!

長者ヶ原遺跡、考古館

FMM受付横で石ころ鑑定を予約して、番号札をもらいました。
すぐ近くの長者ヶ原遺跡と考古館を見に行ってきます。

このあたりは、縄文時代からヒスイを利用して大珠などを作っていたという場所。

ひすい工房

翡翠製の大珠

ヒスイは原石でも輸出していたようです。

江戸東京博で見た、宇木汲田(うきくんでん)遺跡のヒスイ、きれいだった。

土偶

土偶もあったり、

遮光器土偶のかけら

遮光器土偶・・・! のかけら! このあたりでも遮光器土偶が出るのですね。

長者ヶ原遺跡

長者ヶ原遺跡に向かう道。

長者ヶ原遺跡

高台になった丘の上という感じです。
姫川からも、また海からも、ちょっと距離があります。
(FMMもこの丘の上にある)

縄文人たちは生活に必要な水はどうしていたのかというと、

牛乳パン

湧水という案内をたどっていくと、ちょろちょろと流れる小さな水場がありました。

長者ヶ原遺跡

長者ヶ原遺跡湧水

石ころ鑑定結果

FMMに戻り、入口で売られていた地元の牛乳パンを購入。焼きたてでほかほか。

鑑定はあっという間に終わりました。

石ころ鑑定結果

残念ながら(というか、ほぼ予想はついていたが)、ヒスイはなかった~!!!

昨日の晩、スマホのライトで照らしてみたのですが、そのとき石英以外に二つ、光を透す石があって、それはどちらも「チャート」でした。なるほど。光を透かすとけっこう綺麗なんだよね。

あと、濃い緑色の、「ヒスイではないけど、この石だけひたすら集めて、盆栽に敷くとかしたらきれいだろうな」と思っていた石は「緑色岩」。でも、もっと灰色がかった緑色岩もあって、いろいろだなと。

FMMに行って、ヒスイだけでなく色々な種類の石が拾えることが分かったし、次回は薬石なども探してみたいなと思います。

もうあまり時間がないので、また道の駅に寄り、

あまえび

お刺身美味しかったな。

さよなら日本海

「うみてらす名立」から眺める日本海。

海から眺める糸魚川

糸魚川は、あのあたりだろうと思います。山が折り重なって、海に落ち下っている。

上越妙高駅

というわけで、上越妙高駅に着きました。ぴかぴかの駅です。

三連休の最終日、首都圏に向かう高速道路は軒並み大渋滞のはずですが、ふっふっふ、ここからは新幹線に座っていれば帰れるのだよ! しかし、新幹線も大混雑でした。指定席だったのでよかったけど。2時間くらい寝ていたらあっというまに着きました。また日本海側のあのあたり、遊びに行きたいな!

ヒスイと間違えてしまった石は、後学のためにアップで撮り直したので、次の記事に載せますよ!(笑)

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